⽔素社会を実現するため、水素の⽣産は⾮常に重要になっています。電力を用いた⽔素⽣産について、最も確⽴された技術的選択肢は⽔電解です。100%再⽣可能エネルギーの混合電⼒により、⽔電解はCO2排出量ゼロでグリーン⽔素を⽣産できます。私たちは、かねてよりこの技術の重要性を認識し、効率的で電⼒消費の少ない電極とパッケージの開発を社内で最も重要なR&Dプロジェクトとしてきました。
私たちは、⽔素社会を実現する世界的な⼤規模・⼩規模のプラントにおいて、電極を始めとした技術サプライヤーとしてだけでなく、McPhy社、ティッセンクルップ・ニューセラ社を始めとする有名企業とも提携し、地球環境保護に貢献していきます。
2029年までに年間20万m2(約2GW)のアルカリ水電解用電極の生産能力を拡大するよう検討を進めています。
またその後も市場の需要に応じて、さらに20万m2(約2GW)の生産能力拡大も検討していく予定です。
世界の水電解市場は2030年には約30GW/年レベルに到達との見込みであり、現在稼働中の既存設備(アルカリ水電解換算で2GW相当)と新たに立ち上げる計40万m2(4GW)の設備を合算しシェア最大20%を目指します。