機能水用電極の歴史
⽇本では2002年に強酸性電解⽔、微酸性電解⽔などの電解⽔が⾷品添加物として認可され、またアルカリ性電解⽔は脱脂洗浄の実例や病状改善の効果などが報告されています。 2005年の家庭⽤電解⽔⽣成器のJIS制定以後、また最近では新型コロナウィルスの感染対策として電解⽔への注⽬が⾼まっています。
熱分解型電極
めっき品の電極と比べた場合、電極としての触媒活性に関係がある結晶面、微細な結晶粒子、さらに耐食性に関係がある加熱焼成によるごく薄い酸化被膜の存在により、これらの要素が複合的に電極としての性能の優越性をもたらしています。
・低電圧で高効率の電解が可能
⽩⾦めっき品(⾃社製)に ⽐べて、低い電圧で⽬的の反応を得ることが可能です。しかも、より効率的に酸やアルカリを⽣成することができます。
・極性転換に対応
水道水を電解した場合、水道水に含まれる不純物(Caスケールなど)が陰極上に析出します。これらを除去する為に定期的に陽極と陰極の極性を転換して、析出物をイオン化して電極表面から取り除く必要が有り、このような極性転換も可能です。
・長寿命
めっき品の電極に比べて1.5~2倍の耐久性が有ります。電極の寿命は電解条件によって大きく変わり、特に極性転換の頻度は電極寿命に係わる重要な要素となります。また、コーティング量と寿命にも密接な関係が有りますので、電解条件に合わせたご提案も可能です。
・毒性が無く飲料水向けに使用可能
Ruなどの毒性のある貴金属を使用していない為、飲料水(アルカリイオン水、水素水など)向けに使用することが可能です。